社会学の側面を持ち合わせる「精神医療」

益田大輔と未来をつくる会

2022年08月13日 20:32

【働く人の「こころ」の健康】勉強会ツアーが無事終了しました。勉強会でお話ししたことを、少しずつご紹介します




精神医療について


「精神医療」は不思議です。医学というより社会学の側面を持ち合わせています。

精神医療の分野では、薬でカバーできる範囲はだいたい30%しかなく、残りの70%は環境調整です。薬だけでは改善できません
糖尿病や高脂血症は薬で改善できますが、精神医療はそうではないのです。

大切なのは「職場環境」が快適かどうか。
1日のうち約8時間という長時間を過ごす場所だからこそ、職場環境はとても大切です

また、精神医療は自分と環境との関係性が大きいです。
「障害」は大きく2つに分けることができます。

(1)インペアメント/脳性麻痺など自分の中にある障害
(2)ディスアビリティ/自分と社会との関係性にある障害


不登校などは(2)に該当します。学校と本人との関係性の問題です。

例えば、車椅子の人が2階のホールまで行きたいと思った時。
リハビリをして自分の体を鍛えたことにより2階へ行けるようになった。このような事例は、(1)インペアメントと捉えて解消したといえます。

一方で、学校側がエレベーターを取り付けて2階へ行けるようになった場合は、環境との関係性で課題を解消したので、(2)ディスアビリティと捉えて解決したこととなります。

現代の社会では、インペアメントからディスアビリティの捉え方をしていくように進んでいます



夕方は、高山市岡本町にて辻立ち講演。
二重の虹が出てきて応援してくれました



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