活動報告/2025年4月 (2025-04-18 18:00)
活動報告/2024年10月 (2024-10-13 09:00)
おしゃべりタウンミーティング/2023~2024年まとめ (2024-09-20 08:00)
ご多忙にも関わらず誠実な回答を頂きありがとうございます。
どの御回答も子供達の事を一生懸命に考えている事が伝わってきました。
限られた紙面で先生のお考えの全てではないと思いながらも、医師という権威性のある立場での発信という点がもたらす影響力は時に間違った捉え方の拡散という事態にも繋がりかねない点を危惧して今回のようなコメントに至りました。
とはいえどの御回答も詳細にご説明頂き、私を含め市が抱える問題について多様な角度から考える機会になりました。
先生のように、一市民のコメントに誠実に向き合っていただけるような方に市政を任せたく思います。
貴重なお時間をありがとうございました。
二児のママ様、コメントありがとうございます。
①ご指摘の通り、発達障害の増加は農薬だけの問題ではなく、高齢化や医療の進展・診断率向上(発達障害の医療化)、画一教育、新自由主義などなど、医療に限らず、社会的な側面も複雑に絡みあった社会課題です。かつてのような遺伝要因ではなく、環境要因が主な原因という文脈ではありますが、脳神経系、免疫系に対する農薬曝露リスクの研究・論文としては、日本臨床環境医学会で特集された黒田先生の論文(自閉症・ADHDなど発達障害の原因としての環境化学物質)などがあり、参考にしています。(添付致します)
https://www.asahikawa-med.ac.jp/dept/mc/healthy/jsce/jjce23_1_1.pdf
②ご指摘の通り、「いかに悪いものを摂らないか」の方が現実的だと思います。オーガニック野菜自体がなかなか手に入らないですし、この点は個人対応というよりも社会が対応すべき課題と考えています。臨床場面では、食事を見直すこと(認知症にも有効)、炭水化物<タンパク質、鉄やマグネシウム・亜鉛を意識すること、マーガリンやショートニングを避けること、菓子パンを避けること(急激な血糖値の変動を避ける)など食事状況を聞いて現実的にできることを協議することが多いです。精神医学にも栄養精神医学という分野があり、学会の世話人なので会長の奥平智之先生の書籍を紹介することもあります。オーガニックに限定する意図はなかったのですが、字数の都合もあり、表現が恣意的になってしまい恐縮です。
③オーガニックは高いというのが定説ですが、農業は元々オーガニックだったわけで、化学肥料や農薬を使わずに済めばかえってコストは下がるとも言われています。菌ちゃん農法もその文脈ですし、昨年、オーガニック給食フォーラムを主催した常陸大和市の給食コストは全国平均以下とのことです。スティグマというと大げさですが、オーガニックは高いというイメージを変えていくことが普及につながり、健康にもつながると考えています。とはいえ、ご指摘の通り、まだまだ市場価格は割高ですし、精神科の臨床場面では生活困窮はつきものなので、無理強いはしていません。こどもは食べるものを選べないので、だからこそ学校給食をオーガニックにしたいと考えています。(無料化→オーガニック化)普通に住んでいることで健康になる社会が理想ですし、人類の持続可能性という観点からも食の見直しの必要性を強く感じています。
以上です。貴重なメッセージを頂いたお陰で考えを整理することができて感謝です。政策チラシの性質上、誤解をうみやすい点を反省し、今後に反映させて頂きます。憤りを感じられたとのことで大変心苦しいですが、臨床経験も含めた現時点での僕の考えです。今後とも宜しくお願いします。
益田大輔 拝
いつも市民のための活動にご尽力いただき、ありがとうございます。貴殿の活動報告書を拝見いたしましたが、その内容についていくつかの疑問が生じました。子を持つ親として、また日々発達障害のお子さんと接する医療職として憤りを感じる内容でもあります。以下の点についてご回答いただきたく存じます。
①農薬と発達障害・自閉症の関連性について
報告書において、農薬の使用量と発達障害・自閉症の増加を結びつけるグラフが掲載されておりました。しかし、発達障害や自閉症の増加は、高齢化や医療の進展、診断率の向上など、様々な要因によっても説明されるべきであり、農薬との因果関係については慎重な分析が必要ではないかと考えます。この点に関して、科学的根拠はどのように示されているのでしょうか。具体的なデータや研究を提示いただけますでしょうか。
②ADHDの食事療法について
報告書では、ADHDに対する食事療法の効果が言及されていますが、その中でオーガニック野菜の摂取が強調されています。確かに食事療法はADHDに一定の効果があるとされていますが、一般的にはバランスの取れた栄養摂取や人工添加物の制限などが推奨されており、オーガニックに限定する指導は医療現場では一般的ではありません。益田先生も臨床場面で発達障害のお子様や家族に接する機会も多くおありかと思いますが、日常的に「オーガニック野菜を摂取するよう指導している」といった実例があるのでしょうか。
③オーガニック食品の経済的負担について
オーガニック野菜や食品は、一般のものに比べて高価であることが多く、市民やその家族に経済的な負担を強いる可能性があります。科学的根拠が不明確な状態で「オーガニック食品の摂取」を推奨することは、先生は臨床で食事療法を指導する際に経済的に困難な状況にある家庭に対して不必要な負担を強いる結果となりかねませんか?学校給食に導入するという場合は市民の負担も増えることでしょう。この点に関して、市民に対する公平性や持続可能な対策の観点から、どのようにお考えでしょうか。
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どの御回答も子供達の事を一生懸命に考えている事が伝わってきました。
限られた紙面で先生のお考えの全てではないと思いながらも、医師という権威性のある立場での発信という点がもたらす影響力は時に間違った捉え方の拡散という事態にも繋がりかねない点を危惧して今回のようなコメントに至りました。
とはいえどの御回答も詳細にご説明頂き、私を含め市が抱える問題について多様な角度から考える機会になりました。
先生のように、一市民のコメントに誠実に向き合っていただけるような方に市政を任せたく思います。
貴重なお時間をありがとうございました。