沈黙の春が来ないように
元気ですか!?精神的に
25日は名古屋のウィルあいちにて「食・環境・農薬 沈黙の春62年後の現実トークセッション」にパネリストとして参加しました


主催は龍の瞳の今井隆さん
高山からはよしま農園代表の与嶋靖智さんもパネリスト参加でした
毎年、都市部・地方と入れ替えて開催され、今年で3回目、益田大輔は去年から参加のイベントです
予約申し込みで早々に700人札止めとなり、キャンセル待ちが相次ぐ中、大阪や島根から参加する強者も!
と、言いつつ、20%はこないよという名古屋の文化通り8割超の入りでした
ウィルあいちとウインクあいちを間違えたのでは?!(与嶋さんは地下鉄駅から徒歩8分のところを1時間かかったとのこと
)とも思いましたが、都会ならではかもね

さて、基調講演は「里山資本主義」の藻谷浩介さん
内容は勿論のこと、流石のステージパフォーマンスでした!
題して!『有機農産物を取り巻く現状と課題』
以下、講演内容をお裾分け

国内生産が多いのは、お米と思われがちだが、実際は全体の15%程度であり、お米を100と考えると、野菜・芋・豆が179、肉は151と多い。以下、果実67、生乳57、鶏卵40と続く
肉、果実、生乳、鶏卵は輸入飼料に依存している(途絶えると作れない、円安による負担が大きい)
麦は5であるが、消費額は米を上回る(途絶えると食べれない)
ここ40年ほどで、米の売上は半減したが、米以外の売り上げは落ちておらず、横ばいもしくは微増である

日本の農業の伸びしろとして
(1)化石燃料依存ということは、有機農法の工夫でコストダウンが可能
有機はうまくやればお金がかからない!だから世界的にも注目されている
(2)国産指向が高いのに自給率が低いということは、自給率の低い作物ほど市場を開拓できる可能性がある
(3)生産者の高齢化が進んでいるということは、世代交代で生産性とブランドを同時に向上できる可能性がある
(4)消費者に地域ブランド指向があるということは、地域産を評価する層の拡大やインバウンドの需要が見込まれる
いずれも発想の転換ですね

ところで、有機とはORGANIC 、生物が体内で自然に合成した物資だけ使うという意味です
有機にしないと何が問題かというと、化学肥料の利用が
(1)元素の地球規模での循環を壊す
(2)植物の健康を損う(ひ弱になる)
(3)地中の細菌の生態系を壊す
農薬の利用が
(1)人間の生命ではないが健康を損う
(2)植物の健康を損う(ひ弱になる)
(3)地中の細菌の生態系を壊す
人間の(生命ではないが)健康を損う、というのがポイントで、命に別条がないからいいではないか!で、いいのか?!問題です(つまり、倫理の問題)
日本は命に危険はない(ただし健康は損うリスクはある)という理屈で多くの農薬が野放しになっている現状があり、特に欧米等では禁止されているネオニコチノイド系の農薬の神経毒作用が自閉症児の増加に関与しているという報告があります
この辺りのコメントを期待されての益田大輔の参加です



以下、ちょっと脱線
人間は食べたもので出来ており、脳も当然影響を受けますし、生物が体内で合成したものでない場合は消化酵素がないので、異物と見なし免疫が反応し、結果として炎症が起こります
つまり、脳内にも炎症が起こるということ
特に子どもは体重が少ないので、薬と一緒で受ける影響は大きくなると思われます
大人以上に食べるもの(食品添加物もしかり)に気をつける必要はありますね
特に砂糖やショートニングが入っていると血糖値の乱高下が起きやすいので、情緒も不安定になりがちです(ADHD様の症状がでやすい)
ネオニコチノイドの使用量と自閉症罹患率に相関があることも知られています(日本と韓国が使用量も多く、自閉症罹患率も高い)
と、言いつつも海外に比べなかなか普及しない有機ですが、それは一体何故なのか?
因みに高山では有機は全体の0.2%程度でずっと横ばいなんです
ここで藻谷先生から目から鱗の情報が!
有機が広がらない理由には、個々の農家が無関心、生産性を優先する、消費者が買ってくれない等々ありますが、そもそも、日本の気候風土が有機農法に不向きなことも大きい!とのこと
つまり、中国やオーストラリアのような砂漠地帯の乾燥した地域では、最初から病害虫も少ないので手間やコストがかからず普及が進んでいるとのこと
一方、日本は湿度や温度が生存条件に丁度良く、多様な生命体にとって快適なので、害虫や雑草も育ちやすい(有機をするには手間とコストがかかる)環境とのこと
なるほどー!
豊か過ぎるのでした
藻谷教授の結論としては、豊かな土壌での新しい有機農法への取り組みは、農業の更なる高みへの発展、地球保護、人類の貢献につながるよ!そして、それは日本人なら可能だよ!頑張っていこう!というエールでした
食糧自給率向上と安全性向上の二律背反を両立させること
知恵を集めればできるはず
まさに今井さんの取り組みであり、志です!
続けていくことが大事ですね

さて、実は来年の開催も決まっており、2025年6月14日土曜に高山の何処かのホールで開催致します!(ですって)
基調講演は「世界で最初に飢えるのは日本」などの著書で有名な鈴木宣弘東大教授です!(ですって)
一年後の話ですが、お楽しみに
沈黙の春が来ませんように
「益田大輔と未来をつくる会」サポーター大募集!
このまちのより良い未来のために活動する同志・仲間・サポーター・ファン・裏方を募集しています。みんなでまちを盛り上げていこう!
→詳しくはこちら
各種SNSもやっています。フォロー宜しくお願いします
↓公式LINEの個別チャット受付を始めました!ご意見などお気軽にどうぞ。

・Facebook
・Instagram
・Twitter
25日は名古屋のウィルあいちにて「食・環境・農薬 沈黙の春62年後の現実トークセッション」にパネリストとして参加しました


主催は龍の瞳の今井隆さん
高山からはよしま農園代表の与嶋靖智さんもパネリスト参加でした

毎年、都市部・地方と入れ替えて開催され、今年で3回目、益田大輔は去年から参加のイベントです

予約申し込みで早々に700人札止めとなり、キャンセル待ちが相次ぐ中、大阪や島根から参加する強者も!
と、言いつつ、20%はこないよという名古屋の文化通り8割超の入りでした
ウィルあいちとウインクあいちを間違えたのでは?!(与嶋さんは地下鉄駅から徒歩8分のところを1時間かかったとのこと


さて、基調講演は「里山資本主義」の藻谷浩介さん

内容は勿論のこと、流石のステージパフォーマンスでした!
題して!『有機農産物を取り巻く現状と課題』
以下、講演内容をお裾分け


国内生産が多いのは、お米と思われがちだが、実際は全体の15%程度であり、お米を100と考えると、野菜・芋・豆が179、肉は151と多い。以下、果実67、生乳57、鶏卵40と続く
肉、果実、生乳、鶏卵は輸入飼料に依存している(途絶えると作れない、円安による負担が大きい)
麦は5であるが、消費額は米を上回る(途絶えると食べれない)
ここ40年ほどで、米の売上は半減したが、米以外の売り上げは落ちておらず、横ばいもしくは微増である

日本の農業の伸びしろとして
(1)化石燃料依存ということは、有機農法の工夫でコストダウンが可能
有機はうまくやればお金がかからない!だから世界的にも注目されている
(2)国産指向が高いのに自給率が低いということは、自給率の低い作物ほど市場を開拓できる可能性がある
(3)生産者の高齢化が進んでいるということは、世代交代で生産性とブランドを同時に向上できる可能性がある
(4)消費者に地域ブランド指向があるということは、地域産を評価する層の拡大やインバウンドの需要が見込まれる
いずれも発想の転換ですね


ところで、有機とはORGANIC 、生物が体内で自然に合成した物資だけ使うという意味です
有機にしないと何が問題かというと、化学肥料の利用が
(1)元素の地球規模での循環を壊す
(2)植物の健康を損う(ひ弱になる)
(3)地中の細菌の生態系を壊す
農薬の利用が
(1)人間の生命ではないが健康を損う
(2)植物の健康を損う(ひ弱になる)
(3)地中の細菌の生態系を壊す
人間の(生命ではないが)健康を損う、というのがポイントで、命に別条がないからいいではないか!で、いいのか?!問題です(つまり、倫理の問題)
日本は命に危険はない(ただし健康は損うリスクはある)という理屈で多くの農薬が野放しになっている現状があり、特に欧米等では禁止されているネオニコチノイド系の農薬の神経毒作用が自閉症児の増加に関与しているという報告があります
この辺りのコメントを期待されての益田大輔の参加です



以下、ちょっと脱線
人間は食べたもので出来ており、脳も当然影響を受けますし、生物が体内で合成したものでない場合は消化酵素がないので、異物と見なし免疫が反応し、結果として炎症が起こります
つまり、脳内にも炎症が起こるということ
特に子どもは体重が少ないので、薬と一緒で受ける影響は大きくなると思われます
大人以上に食べるもの(食品添加物もしかり)に気をつける必要はありますね
特に砂糖やショートニングが入っていると血糖値の乱高下が起きやすいので、情緒も不安定になりがちです(ADHD様の症状がでやすい)
ネオニコチノイドの使用量と自閉症罹患率に相関があることも知られています(日本と韓国が使用量も多く、自閉症罹患率も高い)
と、言いつつも海外に比べなかなか普及しない有機ですが、それは一体何故なのか?
因みに高山では有機は全体の0.2%程度でずっと横ばいなんです
ここで藻谷先生から目から鱗の情報が!
有機が広がらない理由には、個々の農家が無関心、生産性を優先する、消費者が買ってくれない等々ありますが、そもそも、日本の気候風土が有機農法に不向きなことも大きい!とのこと
つまり、中国やオーストラリアのような砂漠地帯の乾燥した地域では、最初から病害虫も少ないので手間やコストがかからず普及が進んでいるとのこと
一方、日本は湿度や温度が生存条件に丁度良く、多様な生命体にとって快適なので、害虫や雑草も育ちやすい(有機をするには手間とコストがかかる)環境とのこと
なるほどー!
豊か過ぎるのでした
藻谷教授の結論としては、豊かな土壌での新しい有機農法への取り組みは、農業の更なる高みへの発展、地球保護、人類の貢献につながるよ!そして、それは日本人なら可能だよ!頑張っていこう!というエールでした
食糧自給率向上と安全性向上の二律背反を両立させること
知恵を集めればできるはず
まさに今井さんの取り組みであり、志です!
続けていくことが大事ですね


さて、実は来年の開催も決まっており、2025年6月14日土曜に高山の何処かのホールで開催致します!(ですって)
基調講演は「世界で最初に飢えるのは日本」などの著書で有名な鈴木宣弘東大教授です!(ですって)
一年後の話ですが、お楽しみに

沈黙の春が来ませんように

このまちのより良い未来のために活動する同志・仲間・サポーター・ファン・裏方を募集しています。みんなでまちを盛り上げていこう!
→詳しくはこちら
各種SNSもやっています。フォロー宜しくお願いします
↓公式LINEの個別チャット受付を始めました!ご意見などお気軽にどうぞ。
